こんにちは。ぷぷるです。
ハロウィンの象徴であるジャックオーランタン(英語表記:Jack-o’-Lantern)。
なぜカボチャをくり抜いてそこに火を灯し、玄関先などに飾るのか?
これにはアイルランドやスコットランドに伝わる伝説がありました。
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Jack-o’-Lanternの意味
まずはその読み方からご紹介。いくつかあります。
「ジャックオーランタン」
「ジャコランタン」
「ジャックランタン」
など。
『o’』の部分は『of』の省略形です。
なので直訳すると「ジャックのランタン(ちょうちん)」という意味です。
日本語では「ちょうちん持ちのジャック」「ちょうちん持ちの男」「ちょうちんジャック」などと言われることもあります。
ウィルオウィスプ
なんだか呪文のような言葉ですが、世界各地にある鬼火伝承のうちの1つです。
英語表記:will-o’-the-wisp
読み方は「ウィルオウィスプ」「ウィルオーザウィスプ」「ウィラザウィスプ」など。
直訳すると「ウィルの藁(わら)の束」という意味ですが、これは松明(たいまつ)を燃やす時に使う藁の束のことです。
日本語でウィルオウィスプは「鬼火(おにび)」「狐火(きつねび)」「怪火」などと言われていて、要するに正体不明の火の玉のことを言います。
人間や動物の死後の体から出てきた霊や、人間の怨念が火となって現れたものだと伝えられています。
沼地や湖、墓地などによく現れると言われています。
↓は、人工的に鬼火を作り出した画像です。
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ウィルオウィスプの伝説
ウィルオウィスプの「ウィル」は「ウィリアム」という男の愛称です。
その男の伝説『鍛冶屋のウィル』
昔、悪さばかり繰り返しているウィルという男がいました。
ウィルは人から恨みを買い、殺されてしまいました。
でも元々口がうまかったウィル。地獄の門番を上手く騙して、もう一度生きるチャンスを得ます。
ウィルは二度目の人生で反省するばかりか、また悪さばかり。
結局彼は天国へも地獄へも行けずにその間をさまよい続けました。
その姿を見た悪魔が、寒い中でも暖を取れるようにと地獄の石炭と火を分けてあげました。
この石炭から出る炎をウィルオウィスプ=さまよう火の玉。と呼ぶようになったそうです。
その火の玉は、生前、罪を犯し天国へ行けずさまよっている魂や、洗礼を受けずに亡くなってしまった子供の魂だとも言われています。
ジャックオーランタンの伝説
アイルランドに伝わるお話。
昔、怠け者でずるがしこく酒好きのジャックという男がいました。
ジャックは日頃からウソばかりついては人々を騙していました。
ある日、魂を取りに来たという悪魔に出会いますが上手く騙し、悪魔に「ジャックの魂は取らない」と約束させました。
時は流れやがてジャックは寿命を迎えこの世を旅立ちましたが、生きている間の行いが悪かったので天国へは行けませんでした。
そこで地獄へ向かいますが生前出会った悪魔がそこにいて「ジャックの魂は取らない約束をしているから」と言われ地獄にも行く事ができませんでした。
天国にも地獄にも行けなくなったジャックは、落ちていたカブをくり抜いて火を灯し、天国と地獄の間を永遠にさまよい歩き続けました。
カブ(ルタバガ)がどうしてカボチャになったか?についてはこちらの記事をご覧ください。
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さいごに
いかがでしたでしょうか?
今回は、ハロウィンのはじまりと言われているアイルランドやスコットランドに古くから伝わるお話をご紹介しました。
その土地で生活をしていた人々が、後にアメリカに渡りこの伝説を元にハロウィンのイベントが広まっていき、それが現在まで続き、そしてその形を若干変化させながら日本にも定着しているイベント。
友人や家族などにハロウィンの夜このお話をしてあげたら「へ~」と、ちょっぴり関心されるかも??
ま、別に知らなくてもいい話ですけどね(笑)
私個人的には物事の発祥とか、どうしてこの形なのかとか結構気になるタイプなので、知った時には「20へぇ」ぐらい連打したくなりました(*’▽’)
古代ケルト人についてはこちらの記事をご覧ください。
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ぷぷる
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